北欧留学記ーフィンランド・ヘルシンキ大学ー

フィンランド、ヘルシンキ大学での留学生活について綴ります。

原体験何ぞないならないでない方がいいのかもしれないしそうとも言えないのかもしれない。

こんにちは!moi !

 

今日はテストにレポートに(ほとんど)すべてが終わって、久しぶりののんびりとした朝でした。

 

kindleyoutubeを延々往復している中でふと目を外に向けると、、

 

f:id:healsp:20161212015414j:plain

 

縦に伸びる虹が!

 

ズームして光量落としてみると

 

f:id:healsp:20161212015715j:plain

 

!!絶対誰か降臨してるよね。

 

しかも今日は宙を舞う微細な雪が太陽に照らされていて、非常に神秘的な朝でした。

 

f:id:healsp:20161212020142j:plain

 

11月は雨が降って大雪が降ってそのほかは曇ってて、氷点下になって、、

 

ああいよいよ冬がくるなーとやきもきしていたのですが、12月になってみるとなんだかお天道様も気分を持ち直したようで、初旬は晴れの日も多く、気温も氷点下あたりをうろちょろする程度で、京都の二月とそんなに変わらないくらいです

 

過去すでに一度ヘルシンキで交換留学しているルームメイトは、数年前のこの時期は―20まで下がっていたというので、どうやらラッキーな時にこれたようです。。(逆に-2,3度では何とも思わなくなっているのも怖いですが)

 

それに12月はクリスマスシーズンで町中ライトアップされているので、どんよりとした11月よりも精神衛生上断然よきだと思います。

 

さて、授業に追われて下書きばかりがたまっていく一方ですが

 

こんな徒然草的な文章であっても、常に人の目を意識しながらものを考えるというのはとてもよき良きな経験になっているので

 

余裕がある限り積極的に色々書いてみたいと思います。

 

 

 

本日のトピックはずばり

 

「原体験」

 

です。

 

 

大学生ならばおそらく一度は聞いたことがあるような言葉だと思いますが、簡単にまとめると「モチベーションの素」みたいな感じでしょうかね。

 

あの体験があったからこそ今の自分がある、、、

あの時のことが忘れられなくて今こうして頑張っている、、、

 

みたいな感動秘話的な感じで使われることが多いです。(そういう気がしています。)

 

具体的な例を出すと生々しくて少し意地汚い気もしますが、いじめられた経験がある人が大学に入ってボランティアでいじめ問題に取り組むなんてことは聞かない話ではないと思います。ポジティブなやつで言いますと、僕の例でいうと、高校時代ちょびっと経験した海外ホームステイがめちゃくちゃ意義深いと思えたので、大学に入ってから留学促進的なボランティアをちょびっとしてました。

 

こういうの全部、原体験ですよね。

 

で、まあ

 

前例二つからもわかるように原体験にはポジとネガの二種類あって

 

楽しすぎて人生に大きな影響を与えたver. と辛すぎて今でも忘れられないver.にわけられると思うわけです。今回は両方意識しつつ主に後者にフォーカスをあてて書いてみようと思っています。

 

大学生って、一部でなんだか人とは違う私の体験。みたいなのを披露する機会がたまに出現するわけで、僕も要所要所で繰り広げてきたわけなのですが、そういう話に対するレスポンスとして必ず一定数あるのが

 

「いやー僕はそんな人に話せるような経験持ってないし」

「僕の人生ほんっとに普通だから!フツウ!」

 

みたいな回答。ちょっと自己否定と卑屈が入ってるような。

 

特にこういう言葉は語られた体験のインパクトが大きければ大きいほど、もしくは深刻であればあるほど、多く耳にします。

 

 

ここで注目したいのが、こうした語り手と聞き手のアンバランスなやりとりが繰り返されることによって、「原体験」が「権威」になってしまうという現象です。

 

「え。君の原体験は?・・・え!?ないの??・・・・ふーん。」

「・・・」

 

みたいな。

 

苦労したことがないコンプレックスというか。

 

確かに、何か大きな経験をしたときには、割かしそこから学べることは多いわけです。楽な道より大変な道を選んだ方がそこから学べることは大きい可能性が高いわけです。

 

とりあえず今の風潮として、何をするにせよ学ばなければいけない、学ぶべきみたいなことになってますから、そういう意味で原体験を語ることは自分の経験値の高さ、視座の高さみたいなものを相手に暗に伝えるような働きを持ってしまうのは仕方のないことだと思います。

 

でも、それは人が勝手に価値判断をしただけの代物であって、

 

実際、原体験ってそんなに見上げたような存在なのでしょうか。

 

 

僕はいつも、「事実と価値をできるだけ分別する」ということを常々意識していて、そういう意味で、体験はただの体験に過ぎず、「縦に伸びる虹を見た」ことと「過去にすごくつらい思いをした」ことは実質何ら違いのないことなのではないかと感じています。

 

でもそれが自分の中で反芻されたり、他者に語られることになったり、未来の選択に意識的に関係させられたりしていくとどんどん価値が複雑に絡んできて、もとあった原型が見えにくくなっていくのかもしれません。

 

こう考えると、自分の原体験を内省や表現する際に、それらが自分にとってどのような価値を持っているのか、そして自分以外の他人にそれがどのような価値をもっているように見えるのかを考えることはとても大切だと思います。

 

もっとも分かりやすく型にはめ込んだ例を出してしまえば、結局原体験を語る人は時としてそれを単なる自己正当化や相手を圧倒する道具(権威)として使ってしまう(つまり原体験にそういった道具としての価値を見出してしまう)恐れがあるからです。

 

そういった歪んだ使用は、(なんと表現していいかわかりませんが)なんか「経験・体験の作られた絶対性」?みたいなものに覆い隠されて、全員がなんとなくその歪みを感じつつもその正体がよくわからないままことが進んでしまいます。

 

作られた絶対性といったのは、原体験に高い価値を見出しすぎてしまっている、もしくは何らかの理由でその価値に固執しすぎてしまっているが故に、その価値は自分が得たその体験でしか得られない!といった考えにいたってしまう恐れがあるからです。こうなると他者である聞き手はなにも言えなくなってしまう。

 

要は原体験を強烈に意識するということは、原体験に囚われて抜け出せていないということでもあり、体験とはどこまでも主観的なものなので、そこには必ずある程度の盲目的な偏りがあるということは避けられないのだと思います。

 

 

ここで一つ挟んでおきたいのは、そういういびつな権威の利用が悪いとは思っていません。そういう時もあります。でも、少なくともその場にいる誰もがその場で何が起こっているかを冷静に判断できない場合にそのいびつさが問題を引き起こしてしまうと思うのです。

 

自分の体験に対して自分がどういう価値を見出しているのか、またその体験が今自分にどういう力を持っているのかというのをどっか冷静に考えられないと、色々間違いがおこるかもなーなんて。

 

 

ここまで考えて、

 

あー原体験なんてないならないでないほうがいいなー 

 

と思ったわけです。

 

色々調子狂うし

 

教育界隈なんて原体験病の巣窟みたいなとこなんだろうし。

 

 

現在のいじめ問題について語る時に語るべきは現在のいじめ問題についてであって、もしくは今タイムリーにいじめられている子たちの声であって、自身のいじめられていた経験ではありません。自分の経験を、自分の主張が相手に納得されるために利用することは僕はなるべく避けるべきだと思っています。なにかが歪んでしまうから。

 

 

ただ、

 

でもでもそうはいってもですよ

 

結局事実と価値を、自分の経験と他人の経験を、心を強く持ってしっかり分けて考えることが出来れば、原体験(特にネガティブな)が強力なモチベーションになることも事実だとも思うのです。

 

それに「自分にしかわからない思い」みたいなものは、気をつけて扱うべきだけれど、無視するにはもったいなさ過ぎるほど多くのものを含んでいると思うし、、 

 

諸刃の剣的な。

 

それでこのタイトル。

 

ちゃんちゃん。

ーーーーーーーーーーーーーーーー

 

なんでこんなことを考えてしまってのかというと

 

実はぼくもわりと原体験ボーイだったのですが

 

フィンランドにきたことで、物理的な距離的にも気持ち的に今までの自分、今の自分から随分な距離を置くことが出来て

 

まあ、見えなかったことが見えてくる的な・・?

僕成長しちゃってます的な・・?

 

感じになってるわけです。

 

特にフィンランドという土地はものすごい僕にあってるみたいでまあ余裕のないときがほとんどですがたまにドカッとジャイアントYOYUみたいなのが降ってわいてくるのです。

 

そうすると、自分がぺらぺらぺらぺら語ってたことって、表の価値と内実の価値が全然違ってて、幾分か空虚だったなって思うこともあって

 

こういうことを思ったわけです。

 

(本当は人種差別の授業で、マイノリティと分類されている人達が積極的に発言する一方で白人男性ストレートクリスチャンみたいなポジションの人達が、「僕は経験がないので本当のところはよくわからないのですが、、、」というようなことを言葉頭に居心地が悪そうにつけているのを見たのがきっかけなのですが、これまたいろんな意味でややこしくなりそうだしネットでは色々伝わりそうもないのでなかったことにしました。)

 

やっぱり何かに行き詰っている時は環境を変えるってすごく大事だということを実感していて

 

特に同じような環境にずっといるとどっか凝り固まってしまうとこがあるし、それ自体は全然問題ないのだけれど、時々よくない固まり方をしてしまうから・・・要は、、

 

 

・・・・要約すると、、、

 

 

 

KEEP CALM and GO WITH THE FLOW!!

 

 

ということですね!

 

イギリスミーハーになりたくなければ、take a deep breath とかでもいいし

 

最後にwith sinserety とかつけばもっと最高ですね。

 

ではでは

 

moi moi!!

留学直前に肺気胸になった話④ 留学前の不安とか保険とかそういう話

こんにちは!moi!

 

なんだか思ったより回を重ねてしまいましたが、こんかいで書きたかったことをバシっと書いて終わりにしたいと思います。

 

今までの肺気胸列伝を要約すると、、

 

5月初旬 初めての発症。軽度⇒1週間自宅安静で自然治癒⇒

7月前半 再発。重度。即日入院でドレーンで応急処置。⇒手術⇒入院期間1週間で退院

 

という、まあ、流れでやってきたわけです。

 

それで、なんとも忘れてはいけないのが

 

8月後半 留学への take off !

 

ですね。

 

なんなら肺気胸になるだけならちょっとゆっくりできる時間ができてよかったーくらいで済んだのかもしれないのですが(多分すまなかった)、なにせ留学が控えてるのでそれが気がかりで気がかりで仕方がありませんでした。

 

まず一番最初に気になったのが

 

①保険のこと。

 

どうやら肺気胸は、保険の世界では「既往症」というくくりで扱われるようです。保険会社によって〇年以内にかかった疾病は既往症と見なすという定義が決まっていて、海外留学保険では基本的に既往症は保険適応外になります。(これも留学期間によって選択肢が大きく変わってきて、三か月以内とか半年以内とかでとにかく短ければ短いほど多様なニーズにあった保険が選べるみたいです。でも一年留学で保険を提供している会社ってそんなにないっぽくて。)

 

超やばいじゃん

 

ということで、医者に行かずに自宅安静で自力気合で直したら記録残らないから既往症扱いにならないんじゃね?というおバカ発想で医者にかかるのが少し遅れた僕です。おすすめしません。

 

で、結局入院が決まってから色々調べたんですけど、唯一一社だけ既往症にも保険されて一年間で申し込める海外留学保険がありました。

 

それが今使ってる

【公式】海外旅行保険・留学保険《t@bihoたびほ》

ってやつです。(一気に宣伝感が増しましたね)

 

この保険も基本的には既往症は対象外なのですが、ホームページのQ&A欄に

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

Q:持病や既往症は補償の対象となりますか?

A:いいえ、持病や既往症については、補償の対象となりません。

ただし、米国医療制度等に対応するため、旅行目的が留学の旅行期間31日超で被保険者年齢32歳以下のご契約については、オプションで「疾病に関する応急治療・救援費用」のご選択が可能です。上記要件およびオプション選択をいただいた場合は補償の対象となる場合がございます。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

とあります。

 

実際に降りる金額は通常の金額と比べてぐっと下がるのですが、それでも海外で応急処置をするくらいなら十分カバーしてくれる(と思う)し、ないより全然ましです。

 

それから、実際に会社に問い合わせてみたところ過去に破れた方の肺のみが既往症扱いとなり、もう片方の肺が破れたら新規の扱いになることもあるとかなんとかで、とにかく事が起こって審査してみないとはっきりとしたことは言えないということでした。

 

気胸は体質に関わる病気で、片方が破れたらもう片方も破れる可能性があるという割と性根の悪い病気なのでこれはちょっと希望がもてますね。

 

と、いうことで数週間のてんやわんやの後保険のことは一件落着しました。

 

実際に満々万が一同じような境遇の方がこれを読んでいたとしたら、ご自身でしっかりいろいろな会社を比べたうえで選んでほしいと思いますが、僕自身結構その作業めんどくさかったりストレスだったので、一発スパッと決めてしまうのもいいかもしれません。

 

次に不安なことは

 

②再発への不安

 

自然治癒の再発率は約50%、手術した際の再発率は10%以下(医師の腕や術式による)だそうですが、いずれにしてもあまり低い数字だとは思えません。

 

特に、軽度の肺気胸は正直破れたか破れてないか微妙なくらいの症状なので、正直退院してから今まで4か月間で10回くらいは

 

「あれ、これ終わったかな、、」

 

って背筋凍らせました。

 

今となっては完全にお笑いですが、ちょっと判断力にかけるところのある僕は退院から一か月もたたないうちにやれ勉強合宿に参加して徹夜でプレゼン練ったり、母校の部活合宿にOBとして参加したり、留学前で家を引き払ってしまって数日ホームレス生活をしたりと大事な留学を直前に控えた病み上がり人間とは思えない行動を繰り広げていて、正直疲労もたまっていて、出発の二日前。

 

あれ、、これはやばい

 

ってなったわけです。もうほとんどパニックですよね。しかも意識を肺に向けすぎてるせいかもう何かありとあらゆる刺激が再発の兆候にしか思えなくなって、だんだんほんとに息苦しくなってきて、深呼吸したら痛いし・・・

 

って泣きそうになりながら出発前日に病院に行きました。

 

レントゲンの結果を待ってる間はもう大学受験の合格発表を待ってるみたいで(再発してたら飛行機代パーになっちゃいますし)地獄の時間でした。

 

まあ結局なんともなかったんですけど。母の涙。

 

 

肺、きれいに膨らんでますね。

 

って微笑んだおじいちゃん先生の笑顔を僕はわすれない。

 

医者は患者の体だけじゃない。心も救うんだと。

 

 

で、その後も飛行機の中の12時間とか、レポート提出前の余裕がなくなってる時とか、体感温度ー10度のなかヒートテック一枚でゴミ捨てに行ったときとか、昨日の夜とか、オワタポイントは腐るほど潜り抜けてきましたが

 

何とか今、無事です。

 

今となっては、ああ、またか、くらいのリアクションで受け流しています。

 

両肺ボンバーしてる兄も、手術後何度も病院に駆け込んでは何ともないと追い払われた後、今悟りの境地に達しています。

 

気をつけるに越したことはないですが、あまり気にしすぎるのも良くないのかもしれません。

 

 

ということで、長々と肺気胸シリーズを書いてまいりましたが、満々万が一同じような境遇になった方がいたとして、満々万が一冷静に対処できる一助となれたらと思います。

 

なんていうか、本当に病気は仕方がないことなのでいい感じでうけいれつつ付き合っていけたらいいですね。

 

ではでは。moi moi!

 

 

P.S.

病気になった時、信頼すべきはネットではなく医者だと思います!!!!

留学直前に肺気胸になった話③ 手術・退院編

こんにちは!moi!

 

前回前々回に続いて今回も肺気胸ストーリ―ございます。

 

すったもんだあって左肺がくしゃくしゃにつぶれてしまって僕ですが、検査のその日に即日入院することになりました。

 

流石にすぐに手術。。というわけにもいかないので、とりあえずはドレーンというなにやら大袈裟な装置を肺に差し込んで肺が膨らむまでの数日待つコトに。

 

詳しい仕組みはわからんのですが、簡単に言うと二重構造になっている肺の内膜と外膜の間にたまった空気を専用の器械につながったチューブを差し込むことで逃がす・・的なあれっぽいです。

 

これを差し込む瞬間がそれはそれは恐ろしやで、麻酔してるから激痛ということではないんですけど、ほんとにただ単純に皮膚の上からブスッと肺までチューブを差し込むんですよ。

 

応急処置室の簡易ベッドの上に寝っ転がされて、何か赤い液体を左胸あたり全体に塗られたと思ったら、

 

はい、いくよ~・・・はいっ 入ったー!

 

的な感じで次の習慣に目線を下に持ってくとなんか左乳首数センチ上あたりからなんか生えてるんですよ。にょきにょきって。

 

看護師さんってすごいなって思いました。

 

もう刺さってしまえばあとはベットの上で安静にしてるだけです。

 

チューブがつながってるドレーンの機械をトイレに行くたびにガラガラひきづって歩くのが何とも情けない。

 

チューブの先が体の中のどっかにあたるとこれまた痛くて寝返りもすんなり打てない自分がこれまた情けない。

 

そんなこんなで怠惰な入院ライフを送っていたらすぐに手術当日です。

 

一応全身麻酔なので一部尿管を通すといううわさがありましたが、僕の場合は任意制だったのできっぱりお断りさせていただきました。

 

当日朝からの絶食は強制でしたが。。

 

 

手術に関しては、、、

 

 

実はよく覚えてないのです。全身麻酔してるので当たり前ですが。

 

コードブルーだの白い巨塔だのの世界に連れていかれて、なんか色々管でつながれて、意識がぼんやりして、、

 

ンで起きたらすべてが終わってるわけです。

 

無人島に漂流した主人公目線のカメラワークみたいにだんだん視界が鮮明になっていって

 

ここはどこわたしは誰状態を1秒くらい通って

 

あー終わったんだー、、っていう安心感。

 

まだ麻酔が効いてたので痛いとかそういったことはあんまりなくて、そこはかとない安史観だけがそこにありました。

 

 

手術が終わってしまえば早いもんで

 

その日の夜にはもうあるけるようになってましたし、痛み止めを定期的に飲んでるので痛いことには十分痛いもののまあそれほどって感じで、、

 

二三日して気づいたら退院してました。

 

なんだか入院するまでのほうが大変だったんじゃあないかってくらい入院中はあっさりしていたような。(もちろん不安と焦りバンバンでしたがのど元過ぎれば・・)

 

やっぱり病気は自分でうんうん考えるより、一に医者、二に医者、三に家族で四に医者ですね。

 

ほんとに今となっては、入院中のことはあんまり覚えてなくて、医者にかかる前の不安な日々のほうが結構生々しく思い出せます。

 

心当たりがある人は、まず、お医者さんへ。Go to Doctor.  Mene Lääkäriin.

 

 

そして本当の悪夢はこれからなのでした。。という話でした。

 

手術後にいよいよ留学が数週間前と迫ってきて、本当に色々不安でした、という話を次回は書こうと思います。

 

ではでは。moi moi!

留学直前に肺気胸になった話② 第二次肺気胸。再発。そして手術。

こんにちは。moi!

 

前回に引き続き、今回も僕の肺気胸体験について書きたいと思います。

 

肝っ玉の小さい僕は留学を直前に控えて、留学いけなかったらどうしようとか何とかこんとかでプチパニックになっていて、ネットで、「肺気胸 飛行機」とか「肺気胸 留学」とか「肺気胸 海外」とかとにかく調べまくりました。

 

調べたからどうなるということでもないのですが、昔からすべてを把握しておかないと安心できない性分なのですね。悲しいかな。

 

と、いうことで今回、前回とそういうパニックピーポー、特に留学一か月前に肺気胸になってしまった超アンラッキーピーポーの方がもしいらっしゃったら、ということを想定して

 

何の役にも立たないし、そういう時は医者しか信用するべきではないのは分かっているけれど、何かちょっと安心した気分になれるそんなインターネットの世界の一部になろうと思い書いています。

 

 

さて、5月に発症してからしばらくは、気持ち安静を心がけながらも特に何ら変わりない日々を過ごしていました。

 

しかしそんな幸せもつかの間。

 

あいつがまたやってきます。

 

それは図書館でゼミのグループでなんやかんやと小難しい議論をしていた時でした。

 

やばい。

 

痛い。

 

前回よりはるかに、痛い。

 

再発したことは火を見るより明らかでした。なんと肺気胸、自然治癒した場合の再発率は50%をこえるとか。

 

議論を遮って、

 

「ちょっと今肺に穴空いたから、先帰るわ。ごめん。」

 

という色々おかしい言葉を残して帰ることにしました。

 

普段は徒歩十分くらいで帰れる道のりに30分以上かかりました。

 

一歩歩いては呼吸を整え、また一歩。。。

 

この時痛みに耐えながら僕の頭の中はある一つの疑問が。

 

 

病院に行くべきか、行かぬべきか。

 

 

・・・何言ってんだこいつと今は思いますが、病院に行くと少しリスクがありすぎると思ったのです。

 

簡単に言うと、単位と保険。この二つです。

 

・病院に行く=入院する=授業に出れない=単位を落とす

・病院に行く=既往症の経歴がつく=留学保険に入れない

 

つまりこういうことですね。

 

よく考えなくても明らかにちゃんちゃらおかしな疑問なんですけど、当時は余裕がなかったんでしょう。それに、自然治癒するかもしれない!!という希望が悪く働いたんでしょう。

 

とりあえず家に帰って、家族に相談しました。

 

そこで、経験者の兄に聞いたところ

 

「重度(肺がほとんど潰れていて自然治癒不可。要手術。)であれば、もう痛すぎてそんなこと言ってる余裕なんかない。大丈夫じゃね。」

 

という金言をいただきました。Love ya bro.

 

と、いうことでとりあえず数日は絶対安静againで過ごすことにしました。

 

でもでもですよ、

 

一向に良くならない。いや、むしろどんどん痛くなっている気がする。

 

まず明らかに肺が圧迫されているという感覚がわかりました。

それから少しでも多めに息を吸うと、激痛。せき込む。

それから寝返りをうつと肺が重力に従って動くような感覚が。←マジで!

しゃがめない。かがめない。痛いから。

 

これはまあおかしいよね、体大切よね、ということで発症から3日後くらいに諦めて病院に行くことにしました。バカです。この時はさすがにタクシーを使いましたが、それでもバカです。

 

結果、、、

 

重度。

 

バカです。

 

僕が見た限りでは肺(の移るべき場所)のほとんどが真っ暗で、下の方にちっちゃく、くしゃくしゃっとした何かが申し訳なさそうに映ってました。

 

医師「これ、左肺ほとんど機能してないねー。君右肺だけで呼吸してるよ。今」

僕「hahahahahaha」

 

 

・・・即入院です。

 

この後、手術、そしてジャスト一か月後に迫った留学への take off!までの恐怖の日々を過ごすことになるのですが、、、続。

留学直前に肺気胸になった話① 第一次肺気胸。自然治癒編。

こんにちは! moi!

 

今日は少しテイストを変えて、留学出発前の話をしたいと思います。

 

ものすごく大事な話です。

 

このことを書くためにこのブログを始めたといっても過言ではありません。

 

というか、きっかけは紛れもなくこのことだったのです。

 

皆さん、肺気胸って知ってますか??

 

簡単に言うと、肺に穴が開いてちょいと大変なことになる病気ですね。

 

実は僕、留学直前に二度肺気胸を発症しました。

 

一度目は5月、二度目は7月。留学開始は8月。

 

チョーやばいじゃん。

 

そんな話です。

 

ーーーーーーー

 

悪夢の始まりは5月。ゴールデンウィーク直前だか初日だか、そこらへんでした。

 

友達とアベンジャーズの新作映画を観て、焼き肉食った帰り道。

 

なんだか、肩が異常に凝る。。。

 

謎の肩こりは家に帰っても、風呂に入っても、歯を磨いても、ストレッチしても、全く取れませんでした。

 

とはいえ、たかが肩凝りで何をするでもなし。もち。寝ました。

 

 

翌日。。

 

取れないんですね、これが。

 

まあどうしたもんかと思いながらもくそ暇なゴールデンウィーク。全くやることがないのでただひたすらにテレビを見ていました。

 

ことが動いたのは、夕食どき。

 

まあとりあえず飯食いにでもいくかー。運動したら肩こりも取れるだろう。。

 

と外に出て近所のやよい軒を目指し始めたとき、異変に気づきました

 

何か凝るってか、、、もはや痛くね??

 

しかもなんか息し辛い。。(当時は息し辛いというよりかは、呼吸関連でいつもと何か違う、くらいの感覚だったのかも)

 

この時ふと閃いてしまったのです。

 

 

これは・・・

 

もしかして・・・

 

気胸だ!!!!!

 

我ながら天才的なひらめきだったと思いますが、数年前に兄が肺気胸で手術をしているので、その時に関連の知識を持っていたのが幸いしました。

 

痛みって言っても、ほんとに大したことなくって、もし兄がなっていなかったら僕もおそらく全く気付かず病院にもいかなかったでしょう。

 

とにかくそう思いついたので、試しに全力で深呼吸してみたところ、やはり痛い。

 

これは間違いない。

 

ただ、軽度ならば安静にしていれば治る。。そういう余計な知識も持っていた僕は普段なら面倒なので病院には行かず数日間様子を見ていただろうと思うのですが、

 

なんとその時は二日後に北海道行の飛行機を予約していたのでした。

 

留学といい北海道といい、何とも空気の読めない肺ですこと。

 

小さくとも肺に穴が開いていながら飛行機に乗ったら、どうなるか。。。中学校の理科を思いだしてください。

 

と、いうことで、その時は土曜、しかも夜だったのでとりあえず一晩寝て、翌日市の臨時休日診療にかかることにしました。(交通費がもったいなかったので自転車で行きました。バカです。)

 

 

結果は予想通り、軽度の肺気胸

 

レントゲン写真では左肺上数センチくらいが真っ黒に映っていました。(普通は肺があるので少し白くもやがかかって見えます。)

 

僕も正直よくわかってないんですけど、肺って二重構造になっていて、その外側の膜に穴が開くことで内側の膜との間に空気がたまってしまって、結果肺が圧迫されてしまうらしいのです。

 

主な症状は、軽度であれば(つまり穴が小さくて、肺がそんなにつぶれていなければ)肩こり・肩のしびれ、そして呼吸のたびに軽い痛み胸のあたりに感じます。人それぞれみたいですけど。

 

それでも軽度の場合なら穴もそのうちふさがり、たまった空気も血液に吸収されてしまうので絶対安静で一週間ほどで治るみたいです。

 

僕もそうでした。いわゆる自然治癒。

 

ゴールデンウィークだったのが幸いして、the 絶対安静!という生活を一週間続けました。何だかだらだらしていい完璧な言い訳ができてむしろ幸せでした笑

 

一週間後病院に行ってレントゲンを取ってみると、きれいに肺が膨らんでいました。

 

ちゃんちゃん。

 

 

でも、、、

 

大変なのはそれからなのでした。。。続。

 

衣食住・人・努力

f:id:healsp:20161124034836j:plain

 

衣食住足りて礼節を知る。

 

大昔の中国のすごい人が言ったんだか書いたんだかしたらしい言葉です。

 

衣食住。

 

フィンランドにきてからこの言葉を強く意識するようになりました。

 

今回はそんな話を書こうと思います。

 

ーーーーー

先日大聖堂前の広場でクリスマスツリーの点灯式に行ってきました。

 

 

f:id:healsp:20161124040505j:plain

 

あいにくの霧雨でも、最近のヘルシンキでは珍しいほどの賑わいで、そこらじゅうで子ども達がはしゃぎまわっているのが超かわでした。

 

大聖堂の前でクリスマスソングのコーラスといったパフォーマンスが繰り広げられ、サンタクロース村からリアルサンタまでお見えに。。

f:id:healsp:20161124041202j:plain

 

サンタと市長の挨拶が終わると、カウントダウンと共にツリーが点灯。

 

f:id:healsp:20161124041456j:plain

f:id:healsp:20161124042015j:plain

写真へたくそですが、3時過ぎには日が沈んでしまうヘルシンキによく映えます。

 

 

そしてなんだかよくわからないがクリスマス感満載のパレードが広場の周りをぐるり。

 

f:id:healsp:20161124041546j:plain

f:id:healsp:20161124041823j:plain

f:id:healsp:20161124041604j:plainものすごい盛況です。

 

綺麗にはもるクリスマスソングのコーラス、スキーウェアを着た沢山の子ども達(フィンランドの子ども達はなぜかみんなスキーウェア{っぽいオーバーオール?}を着ています)、サンタ・トナカイ・妖精だか天使だか何かの使いだかの仮装をした人達。。

 

全部全部ホームメイド感あふれる温かみのある雰囲気を醸し出していて

 

ああフィンランドにいるなア

 

としんみり実感しました。

ーーーーー

 

と、まあいつも通りのフィンランド紹介はおいておきまして、

 

衣食住の話に戻りましょう。

 

衣食住は人間生活の基本。

 

これはいろんなところで時々耳にする話です。

 

・・・が、

 

実際衣食住を中心に生活を回している人は、結構少ないのではないでしょうか。

 


真冬なのにミニスカートはいてみたり、毎年流行りの服をそそくさ買い替えに行ったり。

 

夏は部屋にカビが生え、冬は隙間風で寒い。

 

そして夜ごはんはカップラーメン。

 

恐らく多くの人が経験済みか、現在進行形なのではないでしょうか?

僕もなんとなく身に覚えがあります。。

 

 

でもフィンランドにきてから、自分の生活の質がすごく上がっているような気がするんです。衣・食・住ともに。

 

 

まず衣ですが、こっちに来るときにスーツケース一個しか持ってこなかったので、まあそれぞれのジャンルから、機能性とお気に入り度を兼ねそろえた「精鋭」達を選んで持ってきてるわけです。

 

組み合わせは3パターンくらい。1週間をそれで回しています。

 

特に最近だと、結局上に分厚いやつがばーっと羽織っちゃうんで特にその下はなんでもいいんですね。

 

日本にいたときは、ファッションとか特に興味ないのに微妙に衣装もちで、さらに悪いことに典型的なええかっこしいなので

 

よく洋服に踊らされてました。

 

それに比べるとこのスタイル、慣れてしまうとものすごく楽です。

 

周りの人もそこまで服に気を使っているように思えず、こっちにきてからは服に目が行くことがなくなりました。二度目になりますが、結局もこもこのごっついアウターをドカンときて終了ですからね。

 

 

続いて食。

 

こっちにきてからは、ほとんど毎日自炊しています。

 

というのも、フィンランドの税金のシステム的に外食が異常なくらい高い一方で、スーパーで材料買って自炊する分には、京都で生活するくらいの感じで暮らしていけます。

 

ということで、毎日作らざるを得ないといった方がいいですかね。

 

同じ理由で、バーなんかに行くととんでもなく値が張ってしまうので、みんなで集まる時は作ったもの持ち寄ってホームパーティーとなるわけです。

 

そうすると、わかりやすい例でいえば、切り身魚が海を泳いでいると思ってるとかそういうことはなくなるわけで。

 

出された食べ物を見たときに調理される前のその材料が頭に思い浮かびやすくなります。

 

だから何だといわれればその通りですが、すごく大切なことだと思います。うまく説明できないんですけど、とにかく大切だと思います。

 

 

住。

 

フィンランドはthe 雪国、the 北国なので、住居の寒さ対策は徹底しています。

 

壁は厚く、建物中に温かい空気かお湯の通ったパイプが張り巡らされているので、外は氷点下の大雪でも部屋の中は非常に快適です。

 

フランス語の先生がフランスにも同じような仕組みがあって非常に住みよいという話をしていたので、もしかしたらヨーロッパ的な作りなのかもしれません。

 

また、多くの家が照明にこだわるという話をよく聞きます。長い冬の多くを家の中で過ごさなければいけないからです。

 

暖炉を備え付けたり、内装のデザインにこだわるのも同じ理由かと。

 

いくつか家を訪ねさせてもらいましたが、もうモデルルームですかってくらいこだわりが詰まっていました。もはや雑誌に載るレベル。

 

 

と、まあ実は疑問だらけのプロパガンダはこれくらいにして、、

 

とにかくフィンランドという国は「衣食住」という考えが人生の基盤と見なされやすいような環境があるように感じます。

 

暗く長く寒い冬。

異常に高い外食。バー。

最低限の生活時間の圧迫を強制しない労働時間、勉強時間。

etc.

 

こういったことが重なって、自然と日々の生活に目を向けるようになっていくのかもしれません。

 

特に3番目の社会的な要因。これは大きいと思います。

 

フィンランド人の友人からたまに「フィンランドはつまらない」という言葉を耳にします。

 

もちろん謙虚だったりネガティブだったりすることもあるだろうが、これは確かにその通りかもしれない。

 

とても社会主義的で、共産主義的で、野心を持ちにくい国。

 

同じ北欧の国デンマークが世界幸福度ランキングで1位に選ばれた時に、デンマーク人はそもそも幸せの定義が他国と違う、という記事が出ました。

 

その幸せの定義こそ、ざっくり言ってしまえば「衣食住」だと思うのです。それから、人。

 

競争で勝つこと、富を手に入れること、野心をもって夢を叶えることよりも、よく食べ、よく暮らすこと。家族や友人と共に目の前にある生活を大切にすること。それが幸せ。

 

そう考えることで現在のような環境を維持しているのではないでしょうか。

 

だから、たまたまそういう幸福感になじめなかった人はそんな国を「つまらない」という。

 

僕の兄はいくら働いても一定以上は国に全部取られ、牛丼屋が24時間開いていない国になど住みたくないと断言しています笑

 

この前知り合った会社経営のおっさんは国と保険会社に8割はとられるといっていました。

 

でもその代わりベーシックインカム(検討中)。

 

 

もちろん○○主義的なところは色々価値観があって社会が成り立っていると思うので、どっちがいいとか当然人それぞれでいいと思うのですが

 

そういう生き方・幸福感がある、ということを知ること(体感すること)は非常に大切なことだと思いました。(結論。)

 

僕自身が、競争社会のどろどろの一部になって色々見えなくなっていた覚えもあります。。受験戦争が悪いとかゆとりがどうこうとかじゃなくって、それしか選択肢がないように思えてしまうことが問題。(もしかしたらほんとにないのかも??)

 

何を選ぶのも自由ですが、きちんと選択肢をもって自分の意志で選べた方がいいと思います。これはもう。ほんとに。進学にしろ就職にしろなんにせよ。

 

最後に、タイトルの衣食住人努力という並びですが

 

どう変わっていくにせよ自分を見失わないような順番をキープしたいですね。

 

 

・・・この後教育につなげてみようと思ったのですが、ちょっと長くなるとあれなので、また別で書こうと思います。

実は先週は初めて小学校を初めて訪問して、この後も何校か機会に恵まれて、よりぐるぐるが深まっているところです。

 

ではでは。mo!

 

p.s.

今僕が衣食住をしっかり大切にできているのは、環境的な要因のほかに奨学金を十分にいただいていてお金の心配をほとんどしなくてすんでいることが大きいのかな、とも思っています。感謝。

 

www.tobitate.mext.go.jp

トビタテ!留学JAPANという奨学金です。留学に行かれる方はぜひ検討してみて下さい。お金以上のものが得られると思います。

初めて~の サウナ! in Finland!!

こんにちは。moi!

 

24h氷点下の世界にもすっかり慣れて、最近はゴミ捨てくらいなら半袖サンダルで雪道を闊歩出来るくらいになって参りました。

 

それにしても相変わらずの雪!雪!雪!

 

f:id:healsp:20161115083144j:plain

海まで凍ってます。

 

海の上、歩けます。本当に。

 

実際ちょっと歩いてみたんですけど、一人分の体重ではびくともしませんでした。

(でも、めちゃくちゃ危険らしいので良い子は・・・ってやつですね。)

 

正直太陽があまり出なくなってきてて

 

鬱ってことはないけれど、太陽!サマー!YHEA!みたいなこともないので

 

このタイミングではしゃげるだけの雪が降ってくれてありがたい限りです。

 

f:id:healsp:20161115083941j:plain

 

いつも見る景色も・・

 

f:id:healsp:20161115083949j:plain

f:id:healsp:20161115084024j:plain

 

なんだかいい感じに見えますよね!

 

f:id:healsp:20161115084031j:plain

寒そう。

 

 

ということで今回は写真一杯で、留学記らしいことを書いてみたいと思います!

 

本当はこんなことが書きたかった! 笑

 

 

 

先日ようやく・・・

 

 

サウナに行ってまいりました!!初!

 

 

温泉銭湯という文化をもつものとして、フィンランドのサウナカルチャーは外せないと思っていつつも、なんとなく出し惜しみながらタイミングを逃してきたわたくしですが、友人に誘われてようやく行くことが出来ました。しかも二日連続。

 

 

初めてのサウナ体験は、学部の留学生と現地学生チューターとの sauna party でした。

 

sauna party 笑。

 

フィンランドでは街にあるサウナを貸切ることができて、sauna入りつつの仲間内でわいわいすることが出来ます。

 

もちろんサウナの隣にラウンジが併設されていて、サウナとラウンジを行ったり来たり。

 

ラウンジにはスピーカー、テレビ、ソファ、テーブル、冷蔵庫、トランプと一通りわいわいする設備はととのってました。

 

f:id:healsp:20161115090255j:plain

 

こんな感じですね。ラウンジ。

 

どうでもいいですけど、このモザイク的なの人生で初めってやりました。どうあがいてもちょっと不気味な感じになってしまうものですね。

 

写真にちろっと映ってる通り、みんな水着です。水着のままサウナ入って、水着のままシャワー浴びて、そのままラウンジに戻ってわいわいします。

 

 

そして、肝心のサウナが、、

 

f:id:healsp:20161115091010j:plain

 

こんな感じ。

 

写真じゃなかなか伝わらないですね。

 

でもなんとなくの大きさと、雰囲気が伝わると嬉しいです。

 

これ、中めっちゃ熱いです。

 

奥に箱みたいなの見えますか?

 

あの中にめっちゃ熱い石が詰まってて、そこに水をかけて水蒸気で温度をあげます。

 

中は薄暗く天井も低くこじんまりとしていて、自然と話し声も小さくなって、

 

本当に心地いい空間でした。

 

こういう時に"cozy" って言葉を使うんですね。きっと。

 

サウナに入っては戻ってトランプして、サウナに入って、、というのを何回も繰り返して、結局4,5時間たっぷり楽しませていただきました。

 

 

そして翌日。

 

全日は貸し切りだったしなんかpartyだったし、ちょっと違う。。。

 

ということで、ローカルの友人に公共サウナに連れてってもらいました。

 

(公共サウナなので、写真は撮れませんでした。残念。。)

 

ヘルシンキ中央駅から地下鉄で10分ほどのソルナスという駅で降り、歩くこと10分20分。扉にsaunaとだけ小さく掲げた建物が。

 

ドアをくぐると、まずは受付。

 

お金を払います。(8ユーロ、タオル貸出2ユーロ)

 

支払いを済ますとロッカーのカギがもらえて、受付左手にあるドアを通り脱衣所へ。

 

f:id:healsp:20161115095032j:plain

脱衣所お洒落なフィンランドアンティークで一杯です。

 

f:id:healsp:20161115095133j:plain

フィンランドにはサウナの中でこの枝でお互いの体をぺしぺし叩きあうという文化があります。町の日用品店にも普通に売ってます。

 

f:id:healsp:20161115095211j:plain

絶対誰も使わなさそうな体重計も。日本の銭湯と似ているところがたくさんあります。

 

 

さあ、そんなこんなで、ここで服を脱いでタオルを持ってシャワールームへ向かいます。

 

f:id:healsp:20161115095802j:plain

人がいない瞬間を狙って瞬撮しました。右手にある扉の奥にサウナが。

 

 

構造としては、受付→脱衣所→シャワールーム→サウナと部屋が続いてる感じですね。

 

「服を脱いで」とさらっといいましたが、そうです。すっぽんぽんです。日本の銭湯と同じで、フィンランドのサウナは裸がスタンダードみたいです。

 

久しぶりのヌーディズムに言いようのない安心感がこみ上げてきました。

 

やっぱり水着じゃダメでしょ。裸の付き合いでしょ。

 

それにみんなタオルはシャワールームにおいてくるので、サウナの中では正真正銘すべてをさらけ出します。隠すものなど何もない。

 

まあ慣れてるってのも大きいですが、サウナの中は薄暗くてみんな同じ方向向いてるので、見えてしまう/見られてしまうっていう感覚は一切ありませんでした。

 

 

ちなみにフィンランドのサウナとヌーディズムの話ですけれど、実はいくつかの公共サウナはunisexで、男女ともに裸で中に入ります。日本人からしても衝撃的な話ですが、本当だそう。

 

ただ、フィンランド人全員がそれに対してなんにも感じていないわけではなくて、どれだけ気にするかは本当に人によるみたいです。

 

それでもやっぱり近しい人ならば異性でも気にならないという人が多いと一人の友人は言っていました。うーん。。きっと慣れの問題なんでしょうね。

 

 

まあそれはいいとして、こればっかりは経験してみないと伝わらないと思いますが、フィンランドのサウナは本当にリラックスできて心地のいい空間です。

 

どうしてフィンランド人がそこまでサウナを愛しているのかが、入った瞬間わかります。MAJIDE.

 

 

で、サウナで汗かいてシャワールームで汗を流して、というのを往復するんですけれど、彼らの楽しみはそれだけじゃなくって

 

脱衣所の真ん中に大きなテーブルがあって、

 

お酒お酒お酒。

 

冷蔵庫があるので皆さんお酒持参でした。

 

メニューもおいてあって、つまみ・軽食はオーダーできます。

f:id:healsp:20161115094808j:plain

塩辛かった。。僕もお酒持ってくればよかった。。

 

サウナの中でも脱衣所でもみんなリラックスした感じで談笑してて、フィンランド人の憩いの場、という言葉は非常にしっくりくるような、そんな空間ができていました。

 

フィンランドの好きなところランキング、堂々のナンバーワンに入れてもいいと思いました。

 

さて、今日はこんなところで。

 

moi moi!

 

P.S.

午後6時くらいになって仕事帰りらしきおじさんたちが続々と入ってきたのがすばらしい。定時で退社して、つかの間の同僚との休息を経て、きっと7時過ぎには家族の元へ帰るのでしょう。