北欧留学記ーフィンランド・ヘルシンキ大学ー

フィンランド、ヘルシンキ大学での留学生活について綴ります。

一か所に留まっていられない、という話。

ハウルっていったいいくつ名前があるの?』

『自由に生きるのにいるだけ』

 

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こんにちは

 

突然ですが、みなさんは「ゆかりの土地」ってありますか?

 

出生地とか、幼少期を過ごした土地とか、通ってた学校土地とか、色々ありますよね。いけば思い出がよみがえってくるような場所。強い思い入れのある景色。

 

僕にとっては、通っていた小中高のある横浜だったり、今の実家がある川崎だったり、高校時代短期留学したタスマニア島だったり、今大学に通っている京都だったりします。

 

そしてまさに今このフィンランドヘルシンキが僕のゆかりの土地になろうとしているわけです。(多分)

 

ゆかりの土地がいっぱいある人もいれば、地元一か所って人もいるでしょう。

 

 

そんなこんなで今朝ふと思ったのは、おそらく僕は一つの場所にじっと留まっていられない人なんだろうなーと。

 

友人の多くが首都圏にとどまる中でせっせこせっせこ京都に出てきて、そこでもわざわざ一年追加してヘルシンキに出てきて、それに、まだ留学始まったばかりですけど20代のうちに最低もう一度は年単位で海外に住みたいと考えています。

 

何で東京じゃないの?

 

日本じゃダメなん?

 

いままで友達にめちゃくちゃ聞かれてきた質問です。

 

でもこれ、なんでどうしてって突き詰めていくと、正直自分でも良く分かってません。。

 

もちろん目的があってここにいるのは確かだけれども(京都に来たのもいろいろな考えはあったけれど)、「見知らぬ土地に住む」それ自体にも価値を置いてる自分がいることも確かです。刺激が欲しい、環境を変えたい、人と違うことがしたい、、、そんなもんでしょうか。それとも好きなことに理由などない的なあれでしょうか。

 

 

・・・そんなぐるぐるに一番しっくり来たのが冒頭のセリフ。

 

これはスタジオジブリ製作、宮崎駿監督の長編アニメ映画「ハウルの動く城」に出てくるソフィーとハウルの会話の一部です。僕が一番好きなジブリ作品。

 

なんだかうまいこと言ってぼやかしてるだけのような気もしますが、すごくしっくり来ます。もっと言語化できればいいのだけれど。。。

 

僕は今は自由でいたいのだと思います。ハウルと同じように弱虫で臆病で。

 

そして同時に、ハウルが荒れ地の魔女やサリマン先生から逃げ続けているように、僕もきっといろんなことから逃げてるんだと思います。逃げることなく自由でいられるなんてありえないと思うから。

 

 

劇中クライマックスで

 

『僕はもう十分逃げた』

 

こう言い残してハウルはサリマン先生含める戦争に一人で立ち向かっていきます。

 

はてさて僕もこのまま思うがままに逃げ続けた先に、何かを見つけることが出来るのでしょうか。。。?

 

 

 

そんなことを思いつつ、とりあえず今はこのぐるぐるとワクワク感だけを頼りに、逃げ続けてみたいと思います。

 

 

p.s.

良く考えたらわたくしここに勉強しに来ているわけで、しかも分野も結構絞って来ているわけで、あまり原理的なとこにドはまりする必要はないっぽい。勉強せい。(良く考えなくてもそう)