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北欧留学記ーフィンランド・ヘルシンキ大学ー

フィンランド、ヘルシンキ大学での留学生活について綴ります。

今夜は哲学者、という話

こんにちは。moi!

 

本日はオリエンテーション三日目でした。

 

といっても実は僕の学部は最初の二日で全ての工程を終えてしまったので、本日はノースケジュール。

 

スコットランド人の留学生が「散歩しない?」とのことで、ヘルシンキ市内を徘徊しておりました。

 

ヘルシンキは港町なので、横浜のみなとみらいのように海沿いにいい感じの散歩道がずっと続いていて

 

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道はこういう感じになっているのですが、

 

この海のある方をふと向いてみると、、

 

 

 

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こんな感じにもなっているわけです。超綺麗。

 

それはそれは幸せですよ。

 

これは老後かな?隠居かな?年金暮らし始まっちゃかな?でも今、年金払っても将来もらえるかどうかわからないんだっけ、、お役所さん頑張ってよ

 

なんて気分になってきます。

 

どんな会話も彼の超絶スコティッシュアクセントのせいで「ぱーどんぷりーず」の嵐なのですが、そんなことも全然気になりません。

 

ちなみに彼はスコットランド独立支持派でEU離脱には反対だそうです。ニュースで流れる出来事は(当たり前だけれど)全て当事者がいるんだなということを改めて実感しました。

 

 

前置きが長くなりました。こっからが本題。

 

本日は友達が教えてくれて、「a night of philosophy」なるものに行ってきました。

 

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哲学カフェって聞いたことありますか?フランス発祥の、年齢身分に関係なくコーヒー片手に哲学的なことについて語り合おうっていうあれ。発想の素はどうやらあれからきているようです。

 

ただし今回のそれはレクチャーやディスカッションだけじゃなくて、アート作品の展示に加えアーティストによるパフォーマンスも同時に行われます。(超前衛的)

 

会場は五階建ての割と大きなミュージアムで、いろんなところでレクチャーやパフォーマンスが行われるので、パンフレットを見て時間ごとに自分の興味あるところを回っていく感じです。イメージ的には夏フェスですね。

 

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トピックは例えば「what is love」とか「man as machine, machine as man?」など色々あって、なんと午後7時開演で翌日午前7時までぶっ通しでやってます。

 

 

 

それでこのイベントで何に一番驚いたかって、それはもうめちゃくちゃ人気なんです。これ。

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入場制限がかかって会場の外に行列ができてます。

 

だって「a night of philosophy」ですよ。哲学の夜、ですよ。入場制限がかかるほどのイベントに聞こえますか?(聞こえてたらごめんなさい)

 

しかも来場者のほとんどは見た限り20代30代でカップルも多いです。

 

パフォーマンスはかなり前衛的で、白髪の女性が舞台上で中指たてたままずっと突っ立てるし、レクチャーのトピックもふだんはあまり考えないようなものばかりで、決して一般向けではないのかな、とも思えるのだけれども、みんなワイン片手に思い思いの解釈で自分なりの楽しみ方を見つけてる感じでした。

 

僕自身も一緒にきていた友人と、あーでもないこーでもないと話し込んだりなんかして。

 

哲学カフェは日本でもいくつか事例があるみたいだけれど、どれも限定的でクローズドなイメージがあります。こういうことができない日本人はだめだ!!みたいなニュアンスは1ミクロンも出したくないのだけれど、純粋に日本でこういう開かれたイベントがもっとポピュラーになったらいいな、って思います。

 

例えば中高生とか大学生とかでもトピックとコンテンツとファシリテーションをしっかし練ればきっといい感じのものができると思うし、今回は哲学とアートの融合だったけれど、そうやって表現の幅を広げていければもっと身近なものになれるはず。

 

アートもそうだし哲学は、自分が囚われている文脈から自分を解放してくれるような力があると思います。毎日したり、義務感でしたりするようなものでもないけれど、一年に一回とかほんとたまにでも普段考えないような奇妙な世界に身を浸す時間空間があれば、きっとなにかいいことが起きる、、かも。

 

 

ということで、またフィンランドを好きになれた夜でした。

 

moi moi!