北欧留学記ーフィンランド・ヘルシンキ大学ー

フィンランド、ヘルシンキ大学での留学生活について綴ります。

留学直前に肺気胸になった話③ 手術・退院編

こんにちは!moi!

 

前回前々回に続いて今回も肺気胸ストーリ―ございます。

 

すったもんだあって左肺がくしゃくしゃにつぶれてしまって僕ですが、検査のその日に即日入院することになりました。

 

流石にすぐに手術。。というわけにもいかないので、とりあえずはドレーンというなにやら大袈裟な装置を肺に差し込んで肺が膨らむまでの数日待つコトに。

 

詳しい仕組みはわからんのですが、簡単に言うと二重構造になっている肺の内膜と外膜の間にたまった空気を専用の器械につながったチューブを差し込むことで逃がす・・的なあれっぽいです。

 

これを差し込む瞬間がそれはそれは恐ろしやで、麻酔してるから激痛ということではないんですけど、ほんとにただ単純に皮膚の上からブスッと肺までチューブを差し込むんですよ。

 

応急処置室の簡易ベッドの上に寝っ転がされて、何か赤い液体を左胸あたり全体に塗られたと思ったら、

 

はい、いくよ~・・・はいっ 入ったー!

 

的な感じで次の習慣に目線を下に持ってくとなんか左乳首数センチ上あたりからなんか生えてるんですよ。にょきにょきって。

 

看護師さんってすごいなって思いました。

 

もう刺さってしまえばあとはベットの上で安静にしてるだけです。

 

チューブがつながってるドレーンの機械をトイレに行くたびにガラガラひきづって歩くのが何とも情けない。

 

チューブの先が体の中のどっかにあたるとこれまた痛くて寝返りもすんなり打てない自分がこれまた情けない。

 

そんなこんなで怠惰な入院ライフを送っていたらすぐに手術当日です。

 

一応全身麻酔なので一部尿管を通すといううわさがありましたが、僕の場合は任意制だったのできっぱりお断りさせていただきました。

 

当日朝からの絶食は強制でしたが。。

 

 

手術に関しては、、、

 

 

実はよく覚えてないのです。全身麻酔してるので当たり前ですが。

 

コードブルーだの白い巨塔だのの世界に連れていかれて、なんか色々管でつながれて、意識がぼんやりして、、

 

ンで起きたらすべてが終わってるわけです。

 

無人島に漂流した主人公目線のカメラワークみたいにだんだん視界が鮮明になっていって

 

ここはどこわたしは誰状態を1秒くらい通って

 

あー終わったんだー、、っていう安心感。

 

まだ麻酔が効いてたので痛いとかそういったことはあんまりなくて、そこはかとない安史観だけがそこにありました。

 

 

手術が終わってしまえば早いもんで

 

その日の夜にはもうあるけるようになってましたし、痛み止めを定期的に飲んでるので痛いことには十分痛いもののまあそれほどって感じで、、

 

二三日して気づいたら退院してました。

 

なんだか入院するまでのほうが大変だったんじゃあないかってくらい入院中はあっさりしていたような。(もちろん不安と焦りバンバンでしたがのど元過ぎれば・・)

 

やっぱり病気は自分でうんうん考えるより、一に医者、二に医者、三に家族で四に医者ですね。

 

ほんとに今となっては、入院中のことはあんまり覚えてなくて、医者にかかる前の不安な日々のほうが結構生々しく思い出せます。

 

心当たりがある人は、まず、お医者さんへ。Go to Doctor.  Mene Lääkäriin.

 

 

そして本当の悪夢はこれからなのでした。。という話でした。

 

手術後にいよいよ留学が数週間前と迫ってきて、本当に色々不安でした、という話を次回は書こうと思います。

 

ではでは。moi moi!