オリエン!
ついについに、というかすでに、、
オリエンテーションウィークが始まっております!
初日は全体オリエンテーションで、9:30にヘルシンキ中央駅のメインエントランスに集合とのお達しがfacebookでありました。
(留学生用に学生チューターという人達が存在して、駅前で待ち合せて大学まで連れていってくれたり、プレミーティング等企画して留学生同士繋がりやすくしてくれたり、オリエン中もずっと一緒に居て色々と助けてくれるのですが、彼らが事前連絡等全てやってくれます。だからインフォーマルな形でfacebookとかwhatsup等文明の利器使いまくりで非常に助かります。)
既に10人くらい人が集まっていて、楽し気にワイワイやっているわけです。
実は前日もプレミーティングと称して何人かとしゃべる機会があったので、なんとなく行けるような気もしてたんですが
喋りやすそうだしアジア人から行こうかな
とか
とりあえず昨日人狼でしゃべりすぎて毎回すぐ殺されてたあいつからいこうかな
とか
やっぱりなんとなく考えちゃいますよね。
大学一年の新歓期を思い出します。
オリエンテーションは僕の大学の新入生用のそれとほとんど同じ感じで、student unionに加入して、学内IDを発行して、定期用学割証明書を貰って、ITusernameを発行して、、というワークフローを淡々とこなしていくというもの。
この一つ一つのステップすべてに超長い列ができていて、待ち時間になんとなくグループになってあれはなんだこれはなんだとやる感じがリアルに1年生の新歓期そっくりです。
話す内容も結構似ていて、たとえば日本だと「出身どこ?」から始まって方言の話とか、いったことがあるとかないとか何が有名だとかそんな話になると思うんですけど、そっくりそのまま世界版にした感じ。
英語のアクセントの話も盛り上がるし、日本は割とコンテンツ力高めなので会話のトピックとしてはかなりありがたいなあと見知らぬ先人に感謝したりしていました。
あと一つ大きな話題としては「教育」があります。
僕らヘルシンキ大学行動科学部にきている留学生のほとんどは「教育」の分野に興味があってきているので、なんとなくそういう話になるのも自然で
簡単にですけど、複数国の教育制度を一気に知れてしまうお得感に少し興奮しました。
二日目は学部別オリエンテーションでコースの説明などがあります。
ここでやっと行動科学部の今年度の留学生が一堂に会します。留学生は全部で約60人。欧米からの留学生が多くアジア人は10人くらい。(ちなみに男の数も10人くらい。)EUの学生は奨学金や手続きに関してかなり留学しやすい環境があるようです。中でもスペイン人とドイツ人だけで全体の30%以上を占めています。
説明があった後昼食をはさんで、コンピューター室で実際に授業登録をして、終わり次第自由解散でした。
二日間通して、基本的には京大の新入生オリエンテーションとほとんど大差ない感じでした。・・ちょっとした余談ですが、海外体験のいいところはカルチャーギャップを見つけることだけじゃなくで「意外と変わんないね」ってところにあるのではないかとひそかに思ってます。
そしてそして
初日も二日目もオリエンテーションの後にしっかりパーティーが用意されていて、
海外留学してからのクラブ!っていうベタな流れをしっかり達成しております。
ガンガンのクラブミュージックにみんな体動いちゃってます。腰振っちゃってます。
あれま、どうしよっかなーなんてちろっと考えていたけれど
全然楽しかった 笑
32歳ドイツ人院生というなんともお酒の強そうな友人を前に強がって結構お酒を入れてしまったこともあって、なんというか、、
あ、楽しい!
って感じ。
・・・という感じで、授業が始まろうとしています。言葉や文化に関しても沢山と思うことが出てきているので、整理がつけばそういうことも発信していきたいと思ってます。
moi moi!
住まいを紹介するよ、という話
こんにちは。moi !
留学超絶楽しい!!
・・・とめちゃくちゃアピールしたいところですが、いまだに学校は始まらず、昨日までルームメイトも来ておらず、wifiもつながっていなかったので、、
超暇。
ヘルシンキの港でベリー片手に数時間海鳥たちの争いを眺め続けるという日々を送っていました。(写真じゃ全然伝わらないですね。馬鹿高い一眼を持ってる人の写真とは思えませんね。でもこの景色をずっと眺めてました。。)
と、いうことで今回は学生寮について書きたいと思います。
ヘルシンキもしくは周辺市に留学を希望する学生は大体「HOAS」か「Unihome」という組織を介して住まいを確保します。(僕はHOASの家を利用しています)
ヘルシンキの住宅事情はなかなか厳しいそうで、個人的にアパートを確保するのはほぼ不可能だし超高いよ、とめちゃくちゃ脅してきました。
大学から入学許可書を受け取った後、即座にアプリケーションを送ります(早く送らないと家がなくなるよ、とこれまた脅してきます)。家はルームシェア、キッチンシェア、スタジオ、ファミリー、ツ―ルームなどから選ぶことができ家のタイプによって家賃が大きく異なってきます。基本的にはルームシェアが一番安く、スタジオやツ―ルームは少々高め。ただしもちろん立地や部屋の大きさなどで大きく異なってきます。(詳しい部屋のタイプの説明はHomes for students - Applicants のwhat kind of apartment can I apply for のところを参考。)
後は大学の立地などによって勝手に振り分けられるので細かなテナントの選択権はありません(断ってもう一回アプリケーション出してもいいけど、きっともう次はないよ。的なことを言われます)。
家が決定すると約一か月分の家賃のデポジット(敷金)を払って契約終了です。
これが僕の住まい。中々に綺麗。
部屋のタイプはキッチンシェアで下の写真が共同のキッチンとリビングです。その他にトイレとシャワールームも共同。上の写真が個室で一部屋7畳ほどでこれが三部屋あります。
家賃は414ユーロ(wifi通信費、光熱費込)で駅まで徒歩3分。ヘルシンキ中央駅までは電車で約20分です。
普通。
洗濯機はA棟からF棟まである全テナント共有なので、E棟の僕は一度外に出る必要があります。他にもプレイルームや(フィンランドらしく)サウナもテナント共有です。
割と大人数が住んでいるのでこれら共有の施設は事前予約制なのですが、これがなんとスマホアプリで予約できます。明日の19:00からサウナ入ります、、みたいな。さすがデジタル先進国。
ちなみに個別の事情があって申し込めない人とか、うっかりして申し込むの忘れてたぜ!って人のために”Apartments for students in Helsinki Metropolitan area”という超巨大facebookグループがあり、休暇や出張などで家を空ける間家を貸したいフィンランド人がちょくちょく掲示を出してます。一年間の募集はあまり見たことがないですが、正規の家が見つかるまでの仮住まいとして利用する人もいるみたいです。
なんだか今回はきちっとした情報を発信できたのでひとりで満足してます。明後日からオリエンテーションが始まるのでいい感じに行きたいと思います。
ではでは。moi moi!
一か所に留まっていられない、という話。
『ハウルっていったいいくつ名前があるの?』
『自由に生きるのにいるだけ』
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こんにちは
突然ですが、みなさんは「ゆかりの土地」ってありますか?
出生地とか、幼少期を過ごした土地とか、通ってた学校土地とか、色々ありますよね。いけば思い出がよみがえってくるような場所。強い思い入れのある景色。
僕にとっては、通っていた小中高のある横浜だったり、今の実家がある川崎だったり、高校時代短期留学したタスマニア島だったり、今大学に通っている京都だったりします。
そしてまさに今このフィンランド、ヘルシンキが僕のゆかりの土地になろうとしているわけです。(多分)
ゆかりの土地がいっぱいある人もいれば、地元一か所って人もいるでしょう。
そんなこんなで今朝ふと思ったのは、おそらく僕は一つの場所にじっと留まっていられない人なんだろうなーと。
友人の多くが首都圏にとどまる中でせっせこせっせこ京都に出てきて、そこでもわざわざ一年追加してヘルシンキに出てきて、それに、まだ留学始まったばかりですけど20代のうちに最低もう一度は年単位で海外に住みたいと考えています。
何で東京じゃないの?
日本じゃダメなん?
いままで友達にめちゃくちゃ聞かれてきた質問です。
でもこれ、なんでどうしてって突き詰めていくと、正直自分でも良く分かってません。。
もちろん目的があってここにいるのは確かだけれども(京都に来たのもいろいろな考えはあったけれど)、「見知らぬ土地に住む」それ自体にも価値を置いてる自分がいることも確かです。刺激が欲しい、環境を変えたい、人と違うことがしたい、、、そんなもんでしょうか。それとも好きなことに理由などない的なあれでしょうか。
・・・そんなぐるぐるに一番しっくり来たのが冒頭のセリフ。
これはスタジオジブリ製作、宮崎駿監督の長編アニメ映画「ハウルの動く城」に出てくるソフィーとハウルの会話の一部です。僕が一番好きなジブリ作品。
なんだかうまいこと言ってぼやかしてるだけのような気もしますが、すごくしっくり来ます。もっと言語化できればいいのだけれど。。。
僕は今は自由でいたいのだと思います。ハウルと同じように弱虫で臆病で。
そして同時に、ハウルが荒れ地の魔女やサリマン先生から逃げ続けているように、僕もきっといろんなことから逃げてるんだと思います。逃げることなく自由でいられるなんてありえないと思うから。
劇中クライマックスで
『僕はもう十分逃げた』
こう言い残してハウルはサリマン先生含める戦争に一人で立ち向かっていきます。
はてさて僕もこのまま思うがままに逃げ続けた先に、何かを見つけることが出来るのでしょうか。。。?
そんなことを思いつつ、とりあえず今はこのぐるぐるとワクワク感だけを頼りに、逃げ続けてみたいと思います。
p.s.
良く考えたらわたくしここに勉強しに来ているわけで、しかも分野も結構絞って来ているわけで、あまり原理的なとこにドはまりする必要はないっぽい。勉強せい。(良く考えなくてもそう)
フィンランド初日!!
こんにちは
本日、初フィンランド!ついに!
これから約一年間の留学が始まるということで、いろんな気持ちが折り重なって、非常に神妙な気持ちになってます。
思えば、中3のカナダホームステイに端を発して、高1オーストラリアで海外留学に憧れて
長年の夢が今叶おうとしているわけです。
本当のところを言うと、大学でいろんな国の人と接して、東南アジアバックパッカーして、国々のこと勉強して・・ってしていると、「留学」って言葉は当時描いていたほど大きい言葉じゃなくなっているんだけど
「夢がかなった!」なんて大袈裟な感じではもはやないのだけれど
それでもやりたいことがあってここにきて、知りたいことがあってここにきて、
それを今からしようとしている。
それだけで最高。ハゲる。鼻血でる。
・・・と、いうことで、海外留学に興味ある人の一助に少しでもなれるよう駄文を垂れ流して行きたいと思ってます。よろしくお願いします。
moi moi :)