北欧留学記ーフィンランド・ヘルシンキ大学ー

フィンランド、ヘルシンキ大学での留学生活について綴ります。

留学直前に肺気胸になった話② 第二次肺気胸。再発。そして手術。

こんにちは。moi!

 

前回に引き続き、今回も僕の肺気胸体験について書きたいと思います。

 

肝っ玉の小さい僕は留学を直前に控えて、留学いけなかったらどうしようとか何とかこんとかでプチパニックになっていて、ネットで、「肺気胸 飛行機」とか「肺気胸 留学」とか「肺気胸 海外」とかとにかく調べまくりました。

 

調べたからどうなるということでもないのですが、昔からすべてを把握しておかないと安心できない性分なのですね。悲しいかな。

 

と、いうことで今回、前回とそういうパニックピーポー、特に留学一か月前に肺気胸になってしまった超アンラッキーピーポーの方がもしいらっしゃったら、ということを想定して

 

何の役にも立たないし、そういう時は医者しか信用するべきではないのは分かっているけれど、何かちょっと安心した気分になれるそんなインターネットの世界の一部になろうと思い書いています。

 

 

さて、5月に発症してからしばらくは、気持ち安静を心がけながらも特に何ら変わりない日々を過ごしていました。

 

しかしそんな幸せもつかの間。

 

あいつがまたやってきます。

 

それは図書館でゼミのグループでなんやかんやと小難しい議論をしていた時でした。

 

やばい。

 

痛い。

 

前回よりはるかに、痛い。

 

再発したことは火を見るより明らかでした。なんと肺気胸、自然治癒した場合の再発率は50%をこえるとか。

 

議論を遮って、

 

「ちょっと今肺に穴空いたから、先帰るわ。ごめん。」

 

という色々おかしい言葉を残して帰ることにしました。

 

普段は徒歩十分くらいで帰れる道のりに30分以上かかりました。

 

一歩歩いては呼吸を整え、また一歩。。。

 

この時痛みに耐えながら僕の頭の中はある一つの疑問が。

 

 

病院に行くべきか、行かぬべきか。

 

 

・・・何言ってんだこいつと今は思いますが、病院に行くと少しリスクがありすぎると思ったのです。

 

簡単に言うと、単位と保険。この二つです。

 

・病院に行く=入院する=授業に出れない=単位を落とす

・病院に行く=既往症の経歴がつく=留学保険に入れない

 

つまりこういうことですね。

 

よく考えなくても明らかにちゃんちゃらおかしな疑問なんですけど、当時は余裕がなかったんでしょう。それに、自然治癒するかもしれない!!という希望が悪く働いたんでしょう。

 

とりあえず家に帰って、家族に相談しました。

 

そこで、経験者の兄に聞いたところ

 

「重度(肺がほとんど潰れていて自然治癒不可。要手術。)であれば、もう痛すぎてそんなこと言ってる余裕なんかない。大丈夫じゃね。」

 

という金言をいただきました。Love ya bro.

 

と、いうことでとりあえず数日は絶対安静againで過ごすことにしました。

 

でもでもですよ、

 

一向に良くならない。いや、むしろどんどん痛くなっている気がする。

 

まず明らかに肺が圧迫されているという感覚がわかりました。

それから少しでも多めに息を吸うと、激痛。せき込む。

それから寝返りをうつと肺が重力に従って動くような感覚が。←マジで!

しゃがめない。かがめない。痛いから。

 

これはまあおかしいよね、体大切よね、ということで発症から3日後くらいに諦めて病院に行くことにしました。バカです。この時はさすがにタクシーを使いましたが、それでもバカです。

 

結果、、、

 

重度。

 

バカです。

 

僕が見た限りでは肺(の移るべき場所)のほとんどが真っ暗で、下の方にちっちゃく、くしゃくしゃっとした何かが申し訳なさそうに映ってました。

 

医師「これ、左肺ほとんど機能してないねー。君右肺だけで呼吸してるよ。今」

僕「hahahahahaha」

 

 

・・・即入院です。

 

この後、手術、そしてジャスト一か月後に迫った留学への take off!までの恐怖の日々を過ごすことになるのですが、、、続。